メモコントロールに Ctrl+J を入力できないようにしたい

Tip

メモコントロールを右寄せエディットコントロールとして使うために、Alignment プロパティ を taRightJustify に設定し、WantReturn プロパティ を False にすると、一見複数行の入力ができなくなるのでうまく行ったように思えます。しかし、Ctrl+J は入力できるので、結局複数行の入力が出来てしまいうまくありません。

OnKeyPress イベントで Ctrl+J を無視するようにプログラムするのが常道ですが、ここではノンプログラミングで入力を不能にする方法を紹介します

まずフォーム上にポップアップメニューを貼り付け、最初のメニュー項目に適当な名前を付けて、その ShortCut プロパティ を Ctrl+J にし、 AutoPopup プロパティ を False にします。

次にメモコントロールの PopupMenu プロパティ に上で作ったポップアップメニューを選択します。

以上で、メモコントロールに Ctrl+J が入力できなくなります。とっても簡単！！

解説

キーボードショートカットは他のあらゆるキーボードメッセージ処理よりも前に最優先で処理されるので、非常に強力にキー入力をコントロールすることが出来ます。ポップアップメニューのショートカットは特定のコントロールの特定キーの入力を簡単にキャンセルしたり、ショートカットに結びつけられた処理を実行したり出来るので、いろいろと応用が有りそうです。